宇宙デリシャス episode.0 ~地球~
ゆらゆらと揺れる碧い星が纏っていたのは、地球上の生命達が奏でるココロのオトだった。
しかし、オトは小さくなるばかり・・・
鮮やかで賑々しいハーモニーは、今にも消えてしまいそうなほどだった。
Ooooとyummy, CGとlandは、碧い星にエールを送ることにした。
ココロを大きく震わせ、ぶるんぶるんと揺さぶりかけるように、エールを送り続けた。
ドクン。
どれほどの時が流れたか分からない。
「地球」から、脈うつ鼓動がきこえてきた。
ココロのオトはまだ頼りなく、それでも精一杯に応えていた。
Ooooとyummy, CGとlandは、そのことが とても とても 嬉しかった。
宴を続けよう!
この素晴らしい星『地球』に活気溢れるココロのオトが鳴り響く時まで。
素のまま、晴れやかに。鮮やかで、賑々しいハーモニーを奏でる時まで。
ココロ揺さぶり、エールを送ろう!
歌って、踊って、笑って、祝って、宴を続けよう!
そんな彼らのエナジーは、いつしか宇宙の星たちまでもを巻き込んでいった。
そして・・・
地球時間 2025年 6月21日 11:42 夏至
壮大なエールの渦が 碧い星『地球』を取り囲み、ある1点に光が集まった。
Ooooとyummy, CGとlandが驚いてその光の先を辿ってみると、揺れる碧にぽっかりと浮かぶ美しい島があった。
どうやら、その島の真ん中に光が集中しているようだった。
耳を澄ませるとその島のあちらこちらから、ココロのオトが聞こえてきた。
知ってか知らぬか、宇宙のエールに呼応するココロ揺さぶるもの達のオトだった。
〔あちらこちらに散らばったそのオトとオトが重なりあう未来は、そう遠くないはずだ。〕
Ooooとyummy,CGとlandは、地球に生きるもの達の日々を、覗いてみたくなった。
地球に生きるもの達が、素のまま晴れやかに、
鮮やかで賑々しいハーモニーを奏でるその時まで
Ooooとyummy,CGとlandは、『地球』を見守ることにした。
宇宙からのエールは、今この時も絶え間なく降り注いでいる。
episode.0 fin